今回は「大塚家具」の経営について考えていきましょう。大塚家具と言えば、経営方針をめぐって創業者である大塚勝久氏とその娘の久美子氏が長い間激しい争いを繰り返していましたね。その争いの勝者は娘の久美子氏。2015年の株主総会で経営権を奪還しまし 大塚家具の経営権をめぐる争いが加熱していますが、今回は家具業界について分析してみたいと思います。大塚家具の業績推移、競合5社(ニトリ、イトーキ、イケア・ジャパンなど)との比較などのまとめ。 父娘間の対立に娘が勝利してから約2年。大塚家具は2016年12月期決算で過去最悪の赤字に陥りました。一方、競合のニトリは17年2月期決算で30年連続の増収増益を達成。同じ家具業界で明暗が分かれた原因を2社の決算内容から探ります。 家具・インテリアのショールーム 大塚家具の公式サイトです。厳選された人気のベッド・ソファ・収納・ダイニングセット・絨毯・照明・デスク・チェアなど、様々な家具・インテリアを豊富に取り揃えて … 自社で企画、製造から販売までを統一し、製品の多くをノックダウン家具にすることで徹 底したコストダウンを図り、圧倒的な低価格を実現。昔の家具店は堅苦しく入りにくいイ メージがあったため、それを払拭するために外観をhc にしている。多品種多品目を販売 株式会社大塚家具[8186]のカルテ:決算書(財務諸表)分析に基づいたファンダメンタル分析によるグラフやコメントの他、銘柄ランキングやスクリーニングなどを提供しています。 「一時的に、大塚家具の在庫をヤマダに買い取ってもらい、営業キャッシュ・フローに乗せるという手も考えられないことはない。けれど、これってヤマダにとってメリットがないんですよ。むしろ、そこまでして大塚家具を上場させておくメリットがあるでしょうか」(同) 前出のリリース� 株式会社大塚家具(おおつかかぐ、Otsuka Kagu, Ltd.)は、東京都に本社をおく家具販売会社である。 株式会社ヤマダ電機の子会社。 対外的なコーポーレートブランドネーム(商標)としては「IDC大塚家具」(アイディーシーおおつかかぐ)の名称を用いている。 家具販売大手の大塚家具の業績が低迷しています。 大塚家具は、父娘間での経営権の争いで話題となりました。 現社長が実権を握りビジネスモデル改革をしてきているものの現段階では結果が出るどころが、業績が悪化しているという報道を目にした方もいらっしゃるでしょう。 大塚家具は固定費である人件費や賃貸料等を十分に上回る売上高を他の2社の様に上げる事が出来ていない点が課題であり、結婚、出産等で家具の購入を検討する機会の多い、20代や30代に対して高級家具の魅力をいかに伝えて集客できるかが今後のカギと言えそうです。尚、2014年12月期には大塚家具は再び営業赤字に転落しています。 以上を元に大塚家具の財務の評価をまとめると、 (1)業績は長期低落傾向にある (2)店舗の再編成を行い効率化をはかっているが効果は限定的である (3)高級家具を扱うことから在庫負担が非常に重くなっている