今から20年以上前の映画ですが、北野武監督の作品に「ソナチネ」という映画があります。ヤクザの抗争を描いた映画なのですが、東京ー那覇ー石垣島が舞台です。, ヤクザの抗争を描いた映画というとバイオレントというイメージで、その通りではあるのですが、ラストの石垣島での部分がそれはもうキレイで、北野監督独特のコミカルさ、バイオレントながらも、沖縄のゆっくり流れる時間とのコントラストが本当に良くて、北野監督作品の中でも最も好きで、もう何十回と見ているこの映画のお気に入りのシーンのロケ地に、ずっとずっと行ってみたいと思っていました。, 実は最初、ずっと沖縄本島で撮影したのだと思っていて、沖縄本島のビーチのあちこちに行ったのですが、違うな・・・といつも帰ってきてました。, 宿泊するホテルのフロントでも何度か聞いたけれど、毎回分からないと言われていました。そうこうするうちに、インターネットが普及し、自身でも扱えるようになり、映画のロケ地で探しているうちに、ついに、探し当てたのです!, それは単なるビーチではなく、久宇良野牧場という牧場の一部のビーチでした。私有地で、海水浴場ではありません。しかも、住所が無く、久宇良野牧場の入口らしきところは分かるのですが、海岸線までは山みたいなのを一つ越えないといけない感じで、地図で見ても辿り着くにはとても困難そうでした。, しかも、入ってもいいものかと・・・。汗。でも、分かったからには行かずにはいられず、2014年8月中旬、石垣島に飛びました。宿泊したホテルの人に聞きましたが、久宇良野牧場の事もさすがに観光地ではないので、よく分からないと言われました。, レンタカーを借りていたので、ナビに所在地を入れてみましたが、近くまでしか案内が出ません。大汗。行き当たりばったりでいざ出発しました。, 目的地は石垣島の北端で、ホテルからは一時間半の表示です。ひたすら、ナビに沿って走りました。, 目的地近くまで車で進んだところで、ダイビングスクールを見つけ、そこの人達に「久宇良野牧場ってどう行けばいいんでしょうか?」と尋ねると、「そこだよ!」と。もうすぐ隣でした!「私有地みたいなんですけど、入るのに許可要りますか?」と聞くと、「いや、大丈夫。勝手に入っても大丈夫。牛が逃げるからゲートは開けたらちゃんと閉めといてね。」と。, 「ソナチネという映画のロケ地になったビーチ分かりますか?」と聞くと、やはり分からないと言われ、何年前の映画?と聞かれて、20年以上前というと、ビックリされました。古い映画だねー!と。, でも、多分、20年前と景色は変わってないよと言われ、車に戻って出発。言われた通り少し進むとゲートがありました。で、開けて入ったら、ジャングルみたいなでこぼこ道です。, 全く方向も目指す位置も分からないまま、そのでこぼこ道をひたすら進んでいくと、海岸線に出れそうなところに出くわし、丘陵を超えてみると、ありましたー!!!何度も映画を見たので間違いありません!!!お気に入りのシーンのロケ地でした!感動で感動でもう涙が出ました。, 一生に一度の最高の思い出の旅行になりました。涙。全く映画で見たまま、変わっていませんでした。この映画に出演されていた大杉連さんも、この映画は一番好きで、一番特別な存在であると言っておられましたが、私もそうです。, きっと、他にも沢山、私のようなソナチネファンがいると思いますので、ぜひ、訪ねて行って欲しいと思います。誰もいなくて、貸し切り状態で、世界中でたった一人自分だけが占領してるような気分になりました。. (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); ハウステンボスで体験した非日常 水路の両脇を、イルミネーションで照らされた薔薇がどこまでも続く, イル・ディーヴォのおかげでクラシックの魅力を知ってコーラス教室に入会を決めました。. ロケ地は、沖縄の石垣島です。 市街から1時間の海岸近辺で多くのシーンが撮影されました。 「ソナチネという映画のロケ地になったビーチ分かりますか?」と聞くと、やはり分からないと言われ、何年前の映画?と聞かれて、20年以上前というと、ビックリされました。古い映画だ … 『ソナチネ (Sonatine)』は、ビートたけしが「北野武」名義で監督した4作目の日本映画。 1993年 6月5日 全国 松竹 系ほかで公開。 キャッチコピーは「 凶暴な男、ここに眠る。 ソナチネ出演時は22歳です。 国舞亜矢はこの映画で、新人賞や、助演女優賞などに受賞して注目を集めた。 ロケ地.