モノ作りと才能のバトル、ネクストインファッションが最高だった 13. タイトルの通りですが、めちゃくちゃ面白くてあっという間に1シーズン見てしまいました。, 私は普段、テレビ的に個人を消費している気がしてしまうので、リアリティショーのような番組はあまり好きではありません。でも、本番組に出てくるデザイナーたちは、既に多くが自分のブランドを持っているような、最初から才能のある人ばかりで、その人たちが本業の仕事をするだけでもあるので、本番組は安心して見れました。落とされても結果に納得していない風だったり、プライドの高さも垣間見せてくれます。笑, この番組のメインも、素人の成長や努力ではなく、プロとしての仕事の成果、そして才能です。才能の問題だからこそ、その成果物を評価するのはとても残酷でもあり(毎回最下位の人間が告げられ、去っていきます)、面白かったです。, クリエイティブなものに触れたい、モノ作りが好き、そんな人に特におすすめの番組ですので、オススメポイントとそうな〜と思ったところなどを書いてみます。一部結果に触れているのでネタバレです。あとハイファッションのことは全然知らない素人視点です!, 番組は最終回以外、テーマの提示、各参加者の1日目の作業、2日目に入って半日作業、すぐに発表(ランウェイ)の流れで進みます。めちゃめちゃ短い時間の中でテーマを咀嚼し、パターンを描いたり布を切ったり縫ったりして実際にものとして完成させていく、その過程自体がスリリングで面白いのです。, ハイファッションの洋服自体が華やかですし、そもそも完成品の出来不出来を一瞬で伝えられるものなので、毎回ランウェイがハイライトになります。例えば小説やマンガ、映画ではここまで一瞬で伝わらないので同じことができません。, 服作りは大きく分けると「アイデア」と「製作」に分かれます。素敵なアイデアがいくらあっても仕方がなく、それを実際に形にする必要があります。じっさいに手を動かす、泥臭い作業です。でも、この縫製が明らかに初心者の視聴者から見ても上手い人は上手く、全体のクオリティに寄与していると感じました。, 「アイデア」と「製作」は小説でいう「プロット」と「執筆」に似ています。どれほど優れた案を思いついても、時間をかけてひとつひとつ形にしないと意味がないのです。, 登場するデザイナーは、性別・国籍も様々です。(恐らくはかなり意図的に選ばれています)そんな中、その回での1番を取った、それぞれの各出身地をパターンにしたエンジェルとミンジュのドレスが象徴的ですが、しばしばデザイナー自身の出自にまつわる表現が採用されます。そしてそれは表現として強く、必然性を持ったものになります。, もちろん単に伝統というだけでなく、取り入れた自分なりのアレンジになるわけですが、伝統は伝統になるだけのしっかりした素地があるので強く、「自分らしさ」としてどう工夫したかもわかりやすいです。, 多くのデザイナーたちが、できるかどうかわからなくても、やったことがなくても、思いついたことを形にしようとします。幸い、もともと技術の高い人たちなので結果として大惨事、というようなことはないですが、現実には失敗も十分ありうると思います。, 一方、時間配分を重視し、無難にまとめたペアは素人目にも「落とされるな」とすぐにわかりました。ハイファッション自体が新しいものを常に求める貪欲な業界だからでしょうか。「挑戦していない」ことは落とす理由としてわかりやすく、明確です。, 新しいことへの挑戦は、精神的に「そうした方がいい」というものではなく、身もふたもなく言ってしまえば「そうしないと生き残れない」のです。, アイデアと制作というプロセスの話をしましたが、実際に形にしてみると、思っていたのと違う…ということが起こりうるのは容易に想像がつくところです。例えば、第9回でダニエルが手術着の青から黒に変更をした点は評価されませんでしたが、アシュトンが第9回で袖をカットしたこと、第10回でダニエルがドレスを黒から銀への変更したこと、は効果的に働きました。「これじゃない」という自分の直感を信じることが重要なのだと思います。(それで失敗することもあるにしても), 決勝戦にまで進出したのはイギリスのダニエルと韓国のミンジュですが、ダニエルは最初から上手く、ミンジュには最初から明確な個性があります。良くも悪くも、小手先でどうにかなる世界ではなく、既に持っている才能での勝負なのだと感じました。もちろん、そこまでにはかなりの努力があったでしょうが、そこは細かく描かれません。これは「何者かになる物語」ではなく既に「デザイナー」でしかない人たちの戦いなのです。, 全体の感想として、時間のない中での作業なので見ている側も焦らされ、自分ももっときびきび作業しなければな、と思わされました。笑, 門外漢な業界だからこそ、とても楽しく見られて、純度100%にクリエイティブな番組でした。ミンジュの服、普通に欲しい!, 本作り、装丁、創作の話をします。本を作ってイベントで売ったり、電子書籍を発行したりしています。amazon著者ページ→, Kyohei1982(松坂恭平)/スポーツ×マーケティング/グローカルマーケター(地方×首都圏). モノ作りと才能のバトル、ネクストインファッションが最高だった . SHARE. ネクストインファッションの司会を務めるのは、「アレクサ・チャン(Alexa Chung)」と「タン・フランス(Tan France)」 アレクサ・チャン(上記写真右の女性)は現役のファッションデザイナー♪. あいだ 2020/02/13 10:00. 異例の審査結果を聞かされた挑戦者たちが次に挑むのは、セクシーさ満点のランジェリーと下着。ゲスト審査員はスーパーモデルのアドリアナ・リマ。, 前回はエンジェル&ミンジュが2度目の優勝。敗者は審査員の意見が割れて決まらずという異例の展開で終了しました。今回、前回分の敗者を決めるのか?どうなるのか?, ヴィクトリアズシークレット好きの私としては、ただの下着じゃない下着を見るのは大好き。どんな下着が生み出されるかワクワクがとまらない。ゲスト審査員もビクシーエンジェルのアドリアナ・リマと豪華!, 前回、敗者が決まらず不穏な雰囲気で終了しましたが、タンが登場し、敗者はなしと告げます。泣き出すタンに駆け寄る参加者。みんななんだかとってもいい人たち。, 今回は女性モデルはプラスサイズ、ようするに少しふくよかなモデルさん。マネキンでしっかり採寸していくんですが、一体どうやってフィット感を出すんでしょう。すごいです。, エンジェル&ミンジュはモネをコンセプトにレースをこれでもかと使って、フェミニンなランジェリーを作成していくようです。, アシュトン&マイロはveryveryゲイでveryveryクイアなものをということで、カラフルでゲイセクシーな路線で作成。, ダニエル&カイリーは今回もイギリスっぽさが溢れるのか?ダニエルがいつも気持ちが安定していて、カイリーは本当にラッキーだと思います。ダニエルほんとにいい人なんだよな。, 余談ですが、ファッション業界の人はLGBTの人が本当に多い。男性に至っては、全員ゲイなのかなというくらい。ゲイだからファッション業界へ進むのか、ファッション業界へ進んだからゲイになるのか?ファッション業界だとゲイのがよしとされてる風に見えるんだけど、ほんとはストレートだけど、ゲイの振りしてる人とかもいるような気もしてならないです。, そんなこんなで今回も大慌てで作成して、ランウェイ。今回はうーん、どれもなんだかピンとこない。そもそも下着なんだけど、こじらせちゃってる感じ。ダニエル&カイリーは男性下着にレースだし、エンジェル&ミンジュもレースが多すぎてなんかダサい。。アシュトン&マイロは一番テーマに近い感じはするけど、セクシーボンテージすぎる(veryveryゲイでveryveryクイアには違いない)。うーん、今回は個人的残念回でした。, モノトーンや無地のものが好きな私は、プリント&パターンと聞いてあまりテンションがあがりませんでしたが、参加者の中にもプリントは苦手とか嫌いとかいう人も半分くらいいました。, 今回のテーマはスーツ。スーツなんて決まった形しかないじゃんと思ったあなた!私もそう思っていましたが、いろんなスーツが出てきました。形だけじゃなく、素材ってほんと大事。そんな風に思わせてくれる回でした。, アクティブウェア、いわゆるスポーツウェアですが、イメージとしてハイファッションからは遠い気がするのですが、今回も予想の上をいくかっこいい作品が出てくることに期待!, 今回のテーマはデニム。今回の審査員はなんとトミー・ヒルフィガー!みんなも興奮ぎみ!私も興奮気味!, ミリタリーの一般的なイメージは迷彩柄ですが、ボンバージャケット、カーゴパンツ、ジャンプスーツにガードル、トレンチコートもミリタリーの影響を受けています。, シーズン1-10 グランド・フィナーレ ついに最終回、グランドフィナーレです。今回はルールもテーマも自由な10作品を作成して、ランウェイでコレクションを発表!さすがに作品数が多いので、今回は裁縫師を3人与えられるようです。. 2020年1月に配信開始されたネットフリックスのオリジナルファッション番組。 賞金獲得を目指すファッションデザイナーたちの勝負が描かれているリアリティショー。 全10話のエピソードで構成され このネクスト・イン・ファッションではデザイナーは1つのお題に対して服を作り上げられる期間が2~3日しか与えられません。 こんな短い時間で1着~2着作り上げられるデザイナーさんってほんとすごいなぁと思いました。 先月末Netflixで配信されたばかりの「ネクスト・イン・ファッション」を見終わった。出場者たちがテーマに沿った服を製作し、審査されて毎回数名脱落して、最終的に勝者が1名決定する、というもの。ファッションに限らずこうしたシステムの番組は多々あるし(このブログで触れた「… ツイート; シェア; はてブ; LINE; Pocket; ざわひろ. THE CIRCLEってどんな番組?コンセプトとアメリカ編シーズン1の参加者を紹介!, 【Netflix映画】ラブ、ウェディング、リピートをレビュー!【あらすじ・ネタバレ有】, THE CIRCLE(アメリカ編シーズン1)9話〜12話をレビュー!【ネタバレあり】, THE CIRCLE(アメリカ編シーズン1)5話〜8話をレビュー!【ネタバレあり】. Copyright © 2020 ストリーミングを楽しもう All Rights Reserved. いつも素敵なお洋服で登場! モデルのように細くて、洋服もバッチリきまってます♪ ネクスト・イン・ファッション【おすすめNETFLIXオリジナル・バラエティ】 2020-02-02 2020-02-09. あいだ. ネクストインファッションとは Netflixオリジナル番組. 【Netflix】ネクスト・イン・ファッションを徹底レビュー!【シーズン1-2】 【シーズン1-2】 モノトーンや無地のものが好きな私は、プリント&パターンと聞いてあまりテンションがあがりませんでしたが、参加者の中にもプリントは苦手とか嫌いとかいう人も半分くらいいました。